Sonic Wave
  足立ブランド 平成19年度 認定企業紹介ページ
   
 
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当社の革の表面加工技術と、革の絞り込みや編み込み技術が足立ブランドとして認定されました。現在あだち異業種交流会「未来クラブ」会員

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「小さい頃からここで育ってますから。ご覧の様に革に囲まれてる生活ですので。まだ小さい子供の頃は、よく革を踏んづけては怒られてましたよ(笑)。」
株式会社ヤングホリイの堀井誠取締役が笑いながら
お話してくれた。

「ヤングホリイは僕が生まれた時とほぼ同時期(1971年)の創業なんですよね。なので、僕の歴史=(イコール)=会社の歴史とも言えます。会社と共に僕自身も成長してきた。そんな感が強いです。」

「子供心に【革は大事なものなんだ】と言う思いは当時と意味こそ違え、今でも大切な思いとして胸に刻んでいます」と、堀井氏。

「二つとして同じものは無い自然の恩恵の産物である【革】に対して敬意を表し、その【革】をより深く知る事がより良いモノ作りに繋がる。」他社と違うこだわりの一品を制作する高い技術力は、こんな心構えが成せる力なのだろう。

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実際にお会いして話をお伺いすると革一筋と言うイメージのある堀井氏だが、「大学を卒業してすぐには家の仕事の手伝いを始めた訳ではないのです。」「卒業後の二、三年は横浜の老舗バッグメーカーのキタムラに入社して売り子としてフロアに立っていました。」との事。
職人然としているのでお話をお伺いした時は意外な感じもしたが、実は売り子としてエンドユーザーとの関わった経験もお持ちなのだ。「もう、無我夢中の10年でした。」と言う言葉が物語るように、ヤングホリイに入社してからの10年は自社のより良い発展の為に常に忙しく体を動かして技術や経営も含め、様々なスキルを取得していった時期だったのだ。

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「製造に使用する機械に関して、当社の場合は機械自体は結構どこでも置いてあるような内容なので、正直、設備に多額の投資をしていると言うわけではありません。ただし【革】と言う、二つとして同じものは無い素材を使って加工している特性からも、製造の工程で重要視されるのはどっちかと言うと機械の働きではなく、むしろ人の手による微妙な調整や長年培ってきた感覚などが負う所が大きいんです。
同じ加工をしていても革の向きや厚さ、筋の入り方などで製品の右側に使ったほうがいいか、左側に使ったらいいかと言う事なども変わってきますから。使用する革により、同じ製品を作っても気の使い方や裁断の仕方やちょっとした縫いなどが必要な箇所はそれぞれ違っていて、その革の特性に合わせて的確な調整を個々施してあげる事で仕上がりがグッと良くなったりするんです。こんなところも革製品を扱っていて醍醐味に感じる所ですね。」

「僕たちは革を作るのが仕事ではなく、既にある革をどのように加工するかが仕事ですので先に述べたような気遣いは職人としてあって当然のことだと思っています」

「また、料理にたとえると、同じキャベツでも煮たり、炒めたり、漬けたりする方法があるように、革にもさまざまな加工方法があります。我々の場合は薄くしたり裁断したり穴をあけたり縫ったりしてクライアントの求めているベストな形に近づけていくのですが、キャベツひとつをとっても、よりバリエーション豊富な調理法の方が多くの料理を提案できるでように革の加工もまた、求められている形によって臨機応変に様々な手法で実際に形にしてゆく事が大切なのだと考えています。」
機械に勝る人の手。細かな気遣いと豊かな経験が納得の製品を作るのだ。


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様々な人材に恵まれている足立の製造各社。ここ、ヤングホリイにも、貴重な技術を持った人材が存在する。

右の写真は、口金の組み立てと言う作業なのだそうなのだが、熟練の技を持つ、この道40年の区内在住の口金職人がこの工程を受け持つ。ひとつの製品に口金を埋め込むのに一時間もかかる事がザラな難易度の高い作業になるが、この作業ができる職人は数少ない。
貴重な存在である口金職人は
非常に少ない事から、自社の製造だけでなく近隣の他社の製造の仕事を受け入れる事もしばしばあるのだとか。

革を裁断している作業場にもお邪魔した。ここでも職人が的確な手さばきでテキパキと革の裁断を進めていく。職人の作業場、と言う感じでみな一様に黙々と作業に没頭している姿が印象的。作業場のあちこちに巻物になった革が何百種類もストックされていて革のいい香りが立ち込めているのだ。
お見せしたいのはやまやまだが、企業秘密的な高度な技術工程もあると言うので今回は手元のみの写真を取らせてもらった。



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「今回の足立ブランドに応募したきっかけは異業種交流会の未来クラブの丸山会長に叱咤激励されて(笑)応募させていただきました。異業種交流会もそうですが僕自身、あらゆる可能性を求めて模索している最中ですので今回の足立ブランド認定も渡りに船とまでは行きませんが心強い諸先輩方や仲間に背中を押されて申し込みをした次第です。」

―反響はいかがでしょうか

「つい先日も区の広報誌の“ときめき”に足立ブランドの認定企業として掲載していただいたんですが、掲載の翌日からお問い合わせが結構入っています。
昨日は とある家具屋さんから問い合わせが入りまして、クローゼットの扉に革を巻いてほしいと言われました。既に概要をお知らせして正式にご依頼もいただいています。足立ブランド効果でしょう。普段はバッグメインで製造させていただいてるのでこういったお話自体ほとんど無いのですが、足立ブランドの認定をきっかけにいつもと違ったご依頼を受けるようになりました。自社の事業内容の拡大に繋がるのは予想外の収穫でしたね。」

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「ゆくゆくはヤングホリイと言えば革、と言われるような区内の代名詞的存在になりたいと思っています。」と、堀井氏。
「ここ(ヤングホリイ)に製造を任せて置けば間違いないといわれる様な。
職人が着実に実績を重ねていく、イタリアの革製品の工房などが理想です。
手仕事にこだわっているので、やっぱり大切なのは人材です。
今以上に高い成長を実現する為にも、もっと若い人を積極的に採用して普遍的な人材力を確保したいと考えています。」

また、こんなお話もしてくれた。「今、海外での製造委託の割合が大きくなってきている中、当社ではあくまでもこの足立区での製造にこだわります。天然の革を素材に製造していますので素材の性質上、海外だとちょっとした手直しやイメージに忠実な製品が難しくなりがちですが当社ではむしろ国内製造のメリットを生かしてちょっとした事も目が届く、革のエキスパートならではの納得の仕上がり品をこれからも作り続けて行きたいと思っています。」

「今はバッグをメインに事業を展開していますが、先日の家具屋さんのようなオファーのようにライフスタイルに革をもっと気軽に取り入れてもらえるような提案をこれからはどんどんしていきたいと考えています。」
さすがに家具に革を貼り付けるのは驚いた様子だったが足立ブランドの認定により新たな販路の開拓も見え、非常に満足している様子だった。
「革の事を熟知した上で仕上がりを想像しながらモノを作るのは楽しい作業です。
現在プライベートブランドで展開しているMORECUTE(モアキュート)は今後、アイテム数を増やしてインターネットなどを活用して積極的に広めていきたいですね。

革は本当に面白い。生きてますから。
使ってる人の、手の脂などを吸収してその人なりの風合いをかもし出すところなどはまさに【革と共に歩む】と言う表現がぴったりなのではないでしょうか。
思い出や経験と共に変化してゆく革。
私達はそれをいかにクライアントのご要望通りに表現してゆくかが腕の見せ所。それが職人と呼ばれる所以なのですから。」



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色とりどりの革の他、様々なパーツも完備。残念ながら小売は行っていないが徐々に個人向けの商品の製作も行ってゆく予定なのだとか
製造は主にバッグがメインだが革を長年の経験から熟知している職人がいるので、特殊なオファーも受け入れ可能との事。
他ではちょっと出来ないような作業も難なくこなせるのが、ヤングホリイの身上。
こちらは編みこみ技術を使って細工した革。某有名ブランドも採用の高い技術なのだそう。
技術の応用で様々なデザインにも対応可能。


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足立区異業種交流会・未来クラブは会員相互の技術、情報などを交流することにより、それぞれの企業の経営力強化を図るとともに、個々では解決できない新技術、新製品の開拓を促進するとともに生産、販売面での相互協力を行うことにおいて会員企業の成長発展に貢献することを目的とした異業種の交流会です。
会の基本運営はギブアンドテイクの精神をモットーとしています。







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